インフルエンザ菌などを不活化

ひのきの木粉、鉄粉、ポリプロピレン粉をそれぞれ小瓶に入れインフルエンザウイルス接種し比較したところ、ひのきの木粉は何も入ってない場合に比べて、インフルエンザ菌が約1/4の値まで不活化されたり、ひのきの精油を食中毒の原因である大腸菌や黄色ブドウ球菌の接種された寒天培地にたらすと、菌が増殖しなかったりする実験結果があります。
生ものを扱う寿司店のカウンターやまな板に使われたりするのも、この菌の不活化の作用を取り入れた先人の知恵ですね。
また、木造校舎ではインフルエンザによる学級閉鎖が断然少ないのです。
文科省も、木材には湿度の調節機能があって冬でも乾燥を防ぐことができるため、インフルエンザなどの流行を抑える効果があると考え、補助金を上乗せして木造化を後押ししてくれています。

ホルムアルデヒドを吸着

シックハウス症候群をご存知ですか。
新しい車や家具、カーペットに近づくと、少しツンとした臭いがしますね。
あの臭いが、接着剤に使われてるホルムアルデヒドの臭いです。
ホルムアルデヒドが頭痛やぜんそく、アレルギーなどを引き起こす要因となり、
その症状がシックハウス症候群と呼ばれています。
ひのきは自身から芳香を放出するだけでなく、
ホルムアルデヒドを吸着してくれるのです。

樹木精油によるホルムアルデヒド除去率

データ:大平辰朗、谷田貝光克(2003.10.16)をもとにグラフ化
国立研究開発法人 森林研究・整備機構

ダニやシロアリの動きをとめる

昭和40年代以前まではあまり出現していなかった種々の鼻や皮膚のアレルギーを持っている子供たちが増えてきています。
そのアレルギーの要因に、ダニが大きな割合を占めているとも言われています。

ひのきは、伐採されたあとも生き続け、ダニやシロアリの動きを止める自然の化学物質を自身から放出し、
ダニやシロアリの新しい繁殖を防ぐと言われています。

農水省森林総研(日本農業新聞 1998年12月21日掲載)によると、
ヒノキの香り成分が、種々のアレルギーの原因であると言われるダニの繁殖を防ぐことを、農水省森林総合研究所が発表しています。
ダニ(ヒョウダニ、ホコリダニなど)は、人間のふけや垢、かびをえさにし、1ヶ月で約百倍に増えるが、
ヒノキから抽出した精油を1%混ぜた液体を振りまくだけで、6日後に動いているダニはいなかった。
ダニが動かないという事は新たなダニの繁殖を防ぐことが出来るのですね。

香り成分で新たなダニの繁殖を発生させないだけではなく、
ダニのエサになりやすいフケ等が繊維の間にはさまり除去しにくいカーペットよりも、
無垢ひのき等の天然木質フローリングを使う事によって、さらにダニの少ない住環境にする事も出来るのです。

ヒノキオイルによるダニの行動抑制効果のグラフ

カビが生えにくい抗菌効果

日本で一般的にカビと呼ばれているクロコウジカビ、アオカビを接種した寒天培地にひのき精油を添加したところ、くカビが生えなかったり、ごくわずかしか生えないなどのカビの生育が阻止される現象が確認されています。

カビの生育が阻止されれば、カビが原因によるアレルギー疾患も低減されるという事が予想できます。

ひのきには芳香の素となる樹脂成分が多く含まれており、その樹脂成分がカビの生育を抑制する成分を含んでいるのです。

また、ヒノキの芳香成分のヒノキチオールやa-ピネンなどは、総称してテルペン類と呼ばれ、抗菌性をもっています。

テルペン類の中では、

胃炎・胃潰瘍などの原因と考えられているピロリ菌に対しても抗菌活性を持つことが明らかにされているヒノキチオールが有名ですが、抗菌性をもつのはヒノキチオールだけではなく、アルファ・カジノールやヒノキオールなどもあげられます。

これらも抗菌性が高く、国産ヒノキに多く含まれますが、人為的に抽出するのがまだ容易ではないので、量的に集まらず希少です。

ヒノキの葉や材からの抽出された精油は、抗生物質メチシリンに耐性を持ち、院内感染の原因とも言われるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌にも殺菌作用を示します。

ヒノキの抗菌性

北里大学医療衛生学部臨床微生物学研究室調べ

悪臭を吸収する消臭効果

ひのきは、ひのき風呂やひのきの柱に代表されるように、
昔からひのき自身が持つ芳香が愛されてきました。
そんなひのきの精油をアンモニアの悪臭に通したところ、
悪臭を包み込む高い消臭作用がある事がわかっています。
希釈していないヒノキ精油は、60ppmのアンモニア臭を90%以上消してしまう上、
ヒノキ葉油は10%に薄めても60ppmのアンモニア臭を半分の濃度に減少させるのです。
ひのきの消臭効果とアロマで、天然デオドラントとして使ってみてはいかがでしょうか。

リフレッシュ効果

ヒノキ油を揮散させた中でマウスの運動量を測定した実験では、0.03ppmで最も相対運動量が高く、高濃度になると、運動量が減少し体重も減少していました。

適度な香り成分の濃度の中でマウスは快適さにより運動量も増えたと結論づけられます

リラックス効果

ヒノキの葉の軽やかでさわやかなにおいには、頭をすっきりさせる覚醒作用だけでなく脳波の測定から鎮静的な作用があることも、明らかにされています。



免疫向上作用

テルペンの香り成分の働きによって、アトピーや喘息などを防ぎます。
他にも、食欲増進効果、消化促進、発汗作用、血圧降下作用、減肥作用などの効能があると言われています。

具体的な実験結果等の数値については随時更新してまいります。